はじめての妊活5◆稽留流産の診断~手術当日
稽留流産と診断されてから、手術当日までの詳細を書きます。
◆8w2d 胎芽13.3㎜、胎嚢22.5㎜。胎嚢は6w4d相当。
いつもは診察始まってすぐに、先生が「お、胎嚢ありますね~」「心臓しっかり動いてますね~」と声をかけてくれるのに、今日は先生は黙ったまま。
しっかりエコーで見てくださったあと、「残念ながら心臓が動いていません」と言われる。
もしかして…と、悪い想像をしながら先生の言葉を待っていたのですが、頭を殴られたようにショックでした。
〝初期の流産は高い確率で誰にでも起こりうる〟というのは知っていましたが、それがまさか自分にあてはまってしまうなんて。
先生は優しく、
初期の流産は防ぎようがないこと、
私が悪いわけではないこと、
妊娠出来る身体なのだから、いずれ必ず赤ちゃんを授かれること、
時間をかけて話してくださいました。
真っ暗闇に突き落とされたような感覚で、悲しいとか辛いとか、自分で自分の感情がよく分かりませんでした。先生の前で泣いてしまい、ベテランの看護師さんが涙と鼻水を拭いてくれました。笑
ただ、万が一の見間違いということもあるので、2日後に再検査をすることに。
そこで心臓が動いていなかったら、手術するか
自然に出てくるのを待つかを決めましょう、と言われました。
たぶん、気持ちの整理をつけるための時間をくださったんだと思います。
家に帰って旦那さんに報告。
思いっきり泣いて、旦那さんも一緒に泣いてくれて、少しだけ気持ちが落ち着き、現実を受け止める準備ができました。
◆8w4d 胎芽14.5㎜。
2日前より1㎜成長してるやん!って思ったけど、心臓は動いていませんでした。
4日後に手術が決まりました。
(自然に出てくるのを待つ方もいらっしゃるようですが、私は死んだ赤ちゃんをお腹に入れておくことに耐えられないと思ったので、手術を選びました。)
この日のエコーではじめて、赤ちゃんの頭と胴体がはっきり見え、 可愛いって思うことができました。
思い返すと、手術日までの4日間が一番つらかったように思います。
「死んでいる赤ちゃんをお腹に入れている」という状況、
つわりや身体のだるさがだんだん無くなっていくこと、
スマホの検索履歴が繋留流産に関するワードで埋め尽くされていくこと…
4日間思いっきり落ち込み、手術当日の朝はややすっきりした気持ちで迎えることができました。
◆手術当日
朝の9時前に、旦那さんに送ってもらい病院へ到着。
最後にエコーで見てもらうと、楕円形だった胎嚢の形が崩れはじめていました。
旦那さんと一緒に、再度手術の説明を聞いた後、前処置のラミナリアを入れるため診察台へ。
いろんな方がブログで「めちゃくちゃ痛い😱!」と書かれていたので、覚悟していましたが、私はほとんど痛みは感じませんでした。
子宮口を引っ張られる?軽い痛みを、きゅーっと少しだけ感じるくらい。
子宮頚部を拡張するため、ラミナリアを入れた状態で1時間半ほど待ちます。
手術の時間まで、待合室で待っていたのですが、大きなおなかを幸せそうになでる妊婦さんが目の前に座っていて。
これから手術で赤ちゃんを取り出す自分との差に、不公平だ…とまた涙が出そうになりました。
この間に、だんだん子宮の痛みがひどくなってきて、とうとう座っていられないほどに。
生理痛の一番キツイときのような痛みです。
看護師さんに伝え、奥のベッドで寝かせてもらうとだいぶマシになりました。
前日あまり寝られなかったこともあり、手術の時間までウトウトして過ごしました。
手術の時間になり、看護師さんに支えられながら診察台へ。
確か最初に、麻酔を効きやすくするための注射を打ったような気がします。(うろ覚えです><)
点滴の針を刺され、手足を布のようなもので診察台に固定されます。
看護師さん「今から麻酔を入れますので、力を抜いてリラックスしててくださいね。」
全身麻酔が初めてだったので、緊張しながら身体の変化を待ちます😫
点滴に麻酔を入れられて数十秒すると、最初に喉がスーッとする感覚?がありました。
ミントのガムを食べたときのような感じで、鼻の奥が寒い!と思ったのを覚えています。
徐々に手足が重くなってきて、頭が診察台の枕の部分に沈んでいくような感覚…
眠いというより、沈んでいく、という表現がしっくりくるように思います。
身体は動かないんだけど意識はまだある、という状況。
「いつ意識無くなるんだろ~」と考えていると、足元でカチャカチャ、と金属がこすれる音が!!
手術に使う器具の準備をしていたんだと思います。
「先生!私まだ意識あるよ!!」と焦って伝えようとしたところで、麻酔が効いたのか記憶が途切れています。